斎藤(日大山形高出)パラ代表内定 パリ大会競泳男子

斎藤元希

 日本パラ水泳連盟と日本知的障害者水泳連盟は10日、競泳でパリ・パラリンピックの日本代表内定選手22人を発表し、県勢は男子で視覚障害区分の斎藤元希(スタイル・エッジ、日大山形高出)が選出された。県勢の代表内定は初めて。正式決定すれば、東京大会に続いて2度目のパラ出場となる。

 斎藤は9、10日の春季チャレンジレースで派遣B基準記録を突破し、混合400メートルリレーの代表に選出された。パラ出場資格として障害や程度を区分する「国際クラス分け」を他のリレーメンバーが受検・確定する必要があり、現時点では保留扱い選手。この条件を満たせば正式に決まる。

 斎藤は山形新聞の取材に「400メートル自由形での選出に力を注いだが、想定通りにはいかなかった。リレーに選ばれた以上は、全力を注ぐ」と意欲を語った。

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