【NBA】八村塁が3本の3ポイントを含む15得点!レイカーズも難敵ウルブズを終盤に突き放し連勝を飾る<DUNKSHOOT>

現地時間3月10日(日本時間11日、日付は以下同)、ロサンゼルス・レイカーズは本拠地クリプトドットコム・アリーナでミネソタ・ティンバーウルブズと対戦。120-109で勝利し、今季成績をウエスタン・カンファレンス9位の36勝30敗(勝率54.5%)とした。

両軍の先発は、レイカーズがディアンジェロ・ラッセル、オースティン・リーブス、八村塁、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスという不動の5人。対するウルブズはカール・アンソニー・タウンズ(左ヒザ)、ルディ・ゴベア(右ハムストリング)の強力ツインタワーが故障欠場したなか、マイク・コンリー、アンソニー・エドワーズ、ジェイデン・マクダニエルズ、ニキール・アレキサンダー・ウォーカー(NAW)、ナズ・リードがスターティングラインナップに並んだ。

試合は序盤から終始互角の展開に。そのなかで第1クォーター、レイカーズは12本ものアシストからフィールドゴール成功率66.7%と高確率でショットを沈め、32-28と先手を取る。第2クォーターに一時逆転される場面もあったが、10得点をあげたリーブスの活躍などもあり、69-68とリードを奪ったまま後半に突入した。
第3クォーター、レイカーズはレブロンの11連続得点やラッセルの3ポイントもあり、開始から14-2のランを仕掛けリードを13点まで拡大。しかしウルブズも黙っておらず、そこから15-1の猛反撃で一気に試合をひっくり返す。その後も激しい主導権争いが繰り返されるなか、終了間際にルカ・ガルザが得点を決め、92-91とウルブズのリードでラスト12分を迎えた。

勝負の第4クォーター、先に抜け出したのはレイカーズ。速い展開からリーブス、ラッセル、レブロン、ベンチ出場のトーリアン・プリンスが次々と得点を奪ったほか、ツインタワー不在でインサイドが脆弱な相手の弱点を突き、デイビスがペイントエリアで大暴れ。開始から24-4の猛攻で、残り5分半にこの日最大となる16点のリードを奪う。

そのまま最後まで優位を保ち、難敵ウルブズに快勝を収めたレイカーズ。27得点に25リバウンドとインサイドを完全に支配したデイビスの活躍もあり、ホーム6連戦のラストを連勝で終えた。
この日の八村は序盤から積極的にショットを放っていく。第1クォーター残り10分50秒、イン&アウトの華麗なボールムーブのなかで右コーナーから3ポイントを沈めると、残り8分44秒にはコンリーとのミスマッチを突き、インサイドでボールを受けて豪快なワンハンドダンク。残り7分22秒、トランジション時にNAWのファウルを誘ってフリースローを獲得(2本とも成功)。残り5分29秒にはレブロンのキックアウトを受け左コーナーから長距離砲を成功と、早くも2桁10得点に到達した。

一度ベンチに下がったのち、第2クォーターはタイムアウト明けの残り7分22秒から登場。残り5分9秒、リーブスのパスを受け右ウイングから3ポイントを沈めると、残り1分5秒にはトランジションからレブロンのパスを受け、レイアップを成功させた。
第3クォーターも頭からコートに立ったものの、ショットを放つ機会はなく得点なし。第4クォーターも先発4人にプリンスを加えたラインナップで流れがよくなったこともあり、出番はなくベンチで戦況を見守った。

最終的なスタッツは、23分51秒のプレータイムで15得点(フィールドゴール5/10、3ポイント3/5、フリースロー2/2)、2リバウンド、3アシスト。躍動した前半に対し後半はやや尻すぼみな結果になったものの、高確率でショットを沈め3試合連続の2桁得点をマークした。

レイカーズの次戦は中2日空いて13日、敵地ゴールデン1・センターでサクラメント・キングスとの対戦が組まれている。7試合ぶりとなるアウェーゲームで、同地区のライバル相手に勝利することができるか注目だ。

構成●ダンクシュート編集部

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