日本RV協会、京都と福島に新たな「RVパーク」2施設を認定 車中泊の新しい楽しみ方提案

国内で車中泊の普及を目指すJRVAは3月8日、京都府亀岡市の「京都湯の花RVパーク」と福島県猪苗代町の「RVパーク Roots猪苗代 School Area」の2施設を今年度新たに認定した。

京都湯の花RVパークは、戦国時代から続く湯の花温泉郷内に位置。足湯を備えたレストランや、徒歩圏内の日帰り温泉施設など、温泉を堪能できる環境が整っている。周辺は山々に囲まれた自然豊かな景観で、ペットと一緒に車中泊を満喫できる。

一方のRVパーク Roots猪苗代 School Areaは、廃校となった小学校をリノベーションした施設だ。カフェやサウナ、BBQ体験など多彩なアクティビティが用意されており、猪苗代湖の雄大な自然に囲まれた非日常的な体験が楽しめる。

JRVAは2012年から全国での「RVパーク」認定活動を行っており、現在400カ所を超える施設を備えている。これまで道の駅や遊園地などの施設に隣接する形が一般的だったが、今回認定した2施設はそれぞれ温泉地とリノベーション施設という、新たな発想による立地となった。

JRVA会長の荒木賢治氏は「RVパークでは、宿泊施設のようにホテルでの滞在スタイルを強いられることなく、自由に地域の魅力を楽しめる。古くから車中泊が親しまれてきた欧米とは異なり、日本では認知度が低かったが、最近では関心が高まってきている」と話す。

認定施設では、ゴミ処理場や電源、水道といった設備が整備されているほか、24時間トイレの設置やペット同伴可など、快適な車中泊が可能になっている。利用料金は1泊3300円(1区画)と手頃な価格設定だ。

JRVAは今後も、全国各地で認定施設を拡充し、日本人に「RVパーク」での新しい車中泊スタイルを提案していく方針だ。

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© シクロライダー編集部