堺雅人・古川琴音出演、「伊右衛門」新CMのシュールな世界観にぴったりな音楽は?

サントリー緑茶「伊右衛門」が、ブランド誕生から20周年を迎え3月12日よりリニューアル。それに伴い、堺雅人と古川琴音を新イメージ・キャラクターに起用したTV-CM「美容室」篇を3月8日から、「レストラン」篇を3月18日よりオンエアします。

背筋が冷たくなるようなピアノの音色、薄暗い映像ではじまるCMは、これまでの穏やかな「伊右衛門」CMとはかなり趣が異なるもの。「美容室」篇では、ケープに包まれじっとしている堺雅人の髪を切りながら、古川琴音が耳元で新しい「伊右衛門」は飲んだかと質問。堺は「お茶なんて正直どうでもいい」と答えるも、店内の人々から一斉に驚きの眼差しを向けられ、さらに古川から追い打ちをかけるように「伊右衛門」を薦められます。古川に感化されたのか、最後は、魂が抜けように「伊右衛門」を持つ堺と、仕上がりを鏡で見せながら、「お似合いです」とほほ笑む古川の妖しい笑みでCMは締めくくられます。

また、「レストラン」篇では、不穏なムードの中、レストランで白ワインを頼む堺に、給仕係の古川が「白より緑は?」と冷やした「伊右衛門」を提案。一笑に付する堺ですが、またも他の客たちからの視線が集中。困惑する堺ですが、最終的には古川と「伊右衛門」を注いだグラスを交わすことに。2篇ともに、古川琴音演じる謎の女性に翻弄されながらも、堺が「伊右衛門」にハマって行く様を描いた、ホラーかつコミカルな仕上がりのCMとなっています。

CMのシュールな世界を盛り上げている音楽は、2011年に公開された三谷幸喜監督『ステキな金縛り』の劇伴曲「ステキな金縛り」です。深津絵里&西田敏行による主題歌「ONCE IN A BLUE MOON」も話題となりましたが、映画の劇伴を担当した作曲家 / ピアニストの荻野清子による同曲も、笑いを交えたサスペンス映画を大いに盛り上げました。荻野清子は、三谷作品を多く手掛けており、『ザ・マジックアワー』『清須会議』『ギャラクシー街道』『記憶にございません!』の劇伴を担当しています。

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