茨城・神栖の強盗事件 容疑で17歳少年5人逮捕 営利目的略取や監禁疑いでも 茨城県警【更新】

茨城県警本部=水戸市笠原町

茨城県神栖市の民家で2月に起きた強盗事件で、県警捜査1課と神栖署の合同捜査班は11日までに、強盗と住居侵入の疑いで、神奈川県横須賀市、飲食店従業員、少年(17)を、強盗、営利略取、監禁、住居侵入の疑いで、同県の高校2年、男子生徒4人=いずれも(17)=を逮捕した。県警は5人の関係や指示役の有無などを調べている。同課は5人の認否を明らかにしていない。

逮捕容疑は2月2日午前2時半ごろ、神栖市、会社役員、男性(45)方の2階窓から押し入り、就寝中の男性にエアガンやハンマーなどを突き付け「金はどこにあるんだ。殺すぞ」などと脅迫し、男性を粘着テープで縛って現金約5万円と携帯電話などを強奪。さらに男性を乗用車で連れ去り、「死にたくないだろ。金用意できるか」などと脅し、千葉県船橋市の路上で解放するまで約3時間にわたり監禁した疑い。男性にけがはなかった。

同日午前3時半ごろ、男性の妻(31)が「夫が連れ去られた」と110番通報した。

同課によると、千葉や神奈川、東京など100カ所以上の防犯カメラ映像などから5人の関与が浮上した。5人と男性に面識はないという。

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