ベントレーが超高級な超60階建てタワマンをプロデュース!? クルマごと部屋に行けるエレベーターを完備!

2024年3月8日、ベントレーモーターズはデザーデベロップメント社(Dezer Development)と共同で高級マンションの建設に着工したと発表しました。2027年末に完成する予定です。

最高級を知る会社のコラボが生んだ超高級マンション

「ベントレー レジデンス マイアミ」は2027年末の完成を目指して着工されました。

「ベントレー レジデンス マイアミ」と名付けられたこの高級マンションは、アメリカ・南フロリダを拠点とするデベロッパーのデザー・デベロップメント社がベントレーと共同で開発します。その規模は、高さ約228m、60階建て以上で200戸以上とかなり大規模なタワーマンションです。

建設地はアメリカ フロリダ州サニーアイルズビーチコリンズ通り18401番地で、大西洋と水路を望むまさにオーシャンフロントという立地です。ちなみに、クルマを使えばマイアミ国際空港からは約30分、ドナルド・トランプ氏の別荘であるマー・アー・ラゴからは約1時間という、交通の便も良いところにあります。ちなみに完成すればその周辺では最も高い建物になるとのことです。

まるでダイヤモンドの塔のように見える外観

外装はベントレーのデザイン要素であるダイヤモンド柄が用いていてとてもきらびやかです。

ベントレーとこれまでに高級物件を手掛けてきたデベロッパーが作るタワーマンションということで、気品、エレガンス、洗練といった言葉がふさわしいしつらえと、5つ星ホテルに匹敵すホスピタリティを備えています。

デザインはズィーガー スアレス アーキテクト社とベントレーが共同で行い、ベントレーの特徴的なデザイン要素を建築と内装に採り入れる予定です。例えば建物の外壁は、ベントレーのクルマのドアパネルに用いられるダイヤモンドキルトの模様をイメージしたものになっています。これは自然光を屈折させるために絶妙な角度をつけたダイヤモンド型のガラスパネルを使って作られ、太陽光を受けるときらめくとのことです。

さらにこの模様は、バスルームのダイヤモンドシェイプ(菱形)の石や、ロビーに敷き詰められたフロアタイルにも用いられます。

クルマごと部屋に行けるエレベーターを完備

道から部屋までクルマごと直接行けるエレベーターを完備。VIPのプライバシー確保の面でも有効です。

ただしここまでであれば、探せば日本にだってありそうなタワーマンションです。大きく異なるのは、ベントレーらしい装備が備わっていることです。

それは、デベロッパーの創業者である切る・テザー氏の名前にちなんで「テザーベーター」と名付けられたエレベーターで、道路からクルマごと部屋の玄関先まで昇れる点です。また、各戸に3台用、または4台用のスカイガレージを備え、EV用の充電設備(オプション)や水上バイクやオートバイを保管するスペースも提供されます。

室内にはベントレーらしさを採り入れた演出が多数

窓枠や家具といった部分にベントレーのデザイン要素が採り入れられています。

インテリアにはベントレーのクルマに用いられるダイヤモンドパターン、クローム仕上げ、独特な質感のドアハンドル、ノブ、引手などといったデザイン要素がそこかしこに用いられています。

また、家電や建具もこだわり抜かれており、キッチンにはガゲナウ製の電化製品、イタリアンデザインのキャビネット、手を振るだけで空間を隠せる電動ドアが採用を採用。さらにプライベートのサウナ、ビハインドミラーTV、また、一部のレジデンスでは屋外シャワーを備えたプライマリー・バスルームも備えられています。

自室にいながらマイアミの海と空を独り占め

高層階でもプライベートなプールや屋外リビングを備えているので、マイアミの日を浴びて風を感じられます。

もうひとつ注目したい点が、屋外と屋内に仕切りがないリビングコンセプトを採用したことです。室内と屋外がつながっているかのような海岸線の眺望を楽しめます。また、個々のバルコニーには、プライベート温水プール、サマーキッチン、広々としたリビングエリアが設けられています。さらに、30階であっても突風の影響がないように設計されているため、キャンドルを灯すこともできます。

ちなみに、この「ベントレー レジデンス マイアミ」の販売価格は560万ドルから、2024年3月11日時点の為替レートだと8億2000万円以上からとなります。詳細な物件情報などは こちら からご覧ください。

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