第23回「糸魚川荒波あんこう祭り」糸魚川会場(同実行委員会主催)が10日、糸魚川市のヒスイ王国館・糸魚川駅自由通路で開かれた。市内外から約2000人(主催者発表)が来場。「あんこう汁」や特産品などの販売、「あんこうつるし切り実演」、お楽しみ大抽選会などでにぎわった。
日本海の冬の味覚「アンコウ」を味わう名物イベントで、今年は能登半島地震の影響で当初の予定より日程を延期して実施。会場には募金箱を設け、同地震支援の善意を募った。
開始時間前から大勢の来場者が詰めかけ、龍見和弦実行委員長は開会のあいさつで感謝を表しながら「今日1日皆さん、楽しんでいってください。いらっしゃいませ」と呼びかけた。
「あんこう汁」は割烹春よし、海洋高、伝兵水産が合わせて800杯を用意し、完売。販売開始から長蛇の列が途切れない盛況ぶりで、長野県松川村から訪れた家族連れは「家族みんなで食べ比べ。(出店者)それぞれの特色が出ていて、どの『あんこう汁』もおいしい」と声を弾ませた。
つるし切りでは、伊井浩太さん(株式会社傳兵代表取締役)が軽妙なトークを交えて25キロのアンコウを手際良くさばき、周囲を埋め尽くした見物客を沸かせた。
「あんこう祭り」は17日に青海会場(道の駅親不知ピアパーク特設会場)、24日に能生会場(道の駅マリンドリーム能生特設会場)を行う。時間は各日とも午前10時から午後2時まで。