宇部駅構内の線路から銅製のケーブル16本を盗んだとして警察は11日、別の場所のケーブルを盗んだ疑いですでに逮捕していた会社役員の男を窃盗の疑いで再逮捕しました。
窃盗の疑いで再逮捕されたのは宇部市の会社役員の男（27）です。
宇部警察署によりますと男は、２月１日から2月15日までの間にJR山陽線・宇部駅構内の線路から「レールボンド」と呼ばれる銅製のケーブル16本＝時価16万8000円相当を盗んだ疑いが持たれています。
JR西日本によりますと先月7日以降、JR山陽線と宇部線の線路で、レールボンドが無くなっているのが相次いで見つかっていてこれまでに220か所でおよそ450本がなくなっているのが確認されています。
男はこれまでにレールボンド32本＝時価33万6000円相当を盗んだ疑いで、自称・自動車整備業の男と建設作業員の男とともに逮捕されていました。
レールボンドは、レールのつなぎめに電流を流すケーブルで列車の位置を把握したり信号を制御したりするために必要でJRでは盗難が発覚する度に運転を取り止め復旧作業を行ってきました。
