絵本の読み聞かせで震災の教訓を「つなぐ」 高校生が幼稚園を訪問 岩手・花巻市

震災の教訓を次の世代に伝えていこうと、岩手県花巻市で11日、地元の高校生が幼稚園で震災の絵本の読み聞かせを行いました。

この取り組みは、県ユニセフ協会花巻友の会が復興教育の一環として初めて企画したもので、花巻南高校の生徒5人が市内の幼稚園を訪れました。
そして自分たちで選んだ震災関連の絵本や紙芝居を園児85人に読み聞かせました。

発生から13年が経ったことで震災を経験していない子どもたちが増える中、沿岸被災地のみならず内陸でも伝承に取り組む重要性は増しています。
園児への読み聞かせに挑戦した高校生たちも震災当時の記憶はわずかで、語り継ぐことの大切さを実感した様子でした。

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