台湾一周で地震支援に感謝 自転車で石川県人会有志

台北市の総統府前で、出発前に写真に納まる台湾石川県人会の徳光重人代表(右)ら=11日(共同)

 【台北共同】能登半島地震を受け多額の寄付金を贈ってくれた台湾の人々に感謝の意を伝えようと、台湾在住の石川県出身者らでつくる台湾石川県人会の徳光重人代表ら有志が11日、自転車で台湾を一周するため台北市の総統府前を出発した。

 徳光氏は「支援のスピードも速く、台湾の人々の温かい思いに感動した。感謝の気持ちを伝えなければならないと思った」と話した。東日本大震災の発生日を出発日に選び、大震災の際の台湾からの支援に対する感謝の気持ちも込めたという。

 総統府前を出発したのは3人で、うち徳光氏ら2人が台湾を一周する予定。1100キロ余りを6日間で走行し、台湾の人々と交流しながら謝意を伝える。

© 一般社団法人共同通信社