考古博で音楽はいかが? 奈良・橿原、好評で5回目

奈良県立橿原考古学研究所付属博物館で開かれた第4回「橿考博MIZUYAMAコンサート」。左はフルートを演奏する椎名朋美さん=2023年12月、奈良県橿原市

 奈良県立橿原考古学研究所付属博物館が関西フィルハーモニー管弦楽団(大阪府門真市)と組むコラボ企画が好評だ。22年11月に始まった館内無料演奏会「橿考博MIZUYAMAコンサート」は近隣の府県から毎回定員50人をはるかに超える応募があり抽選に。第5回となる3月24日は博物館ホームページから応募でき、12日が締め切り。

 研究所と関西フィルは22年、「音楽を通じた考古学の新たな魅力創造」を目指す協定を締結。関係者によると、音楽ファンが初めて考古学の魅力に触れたり、考古学ファンが普段は接することがない生の音に耳を傾けたりし、固定化しがちな双方のファンの裾野を広げる効果が出てきている。

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