反町隆史主演「グレイトギフト」がクランクアップ。晴れやかな表情で「一つ一つ丁寧に作れた作品」

テレビ朝日系連続ドラマ「グレイトギフト」(木曜午後9:00)は3月14日放送で最終回。主演の反町隆史らキャスト陣がクランクアップを迎えた。

「グレイトギフト」は、「ラストマン-全盲の捜査官-」「マイファミリー」「TOKYO MER~走る緊急救命室~」「グランメゾン東京」(すべてTBS系)など、ヒット作の脚本を次々と手掛けてきた脚本家・黒岩勉氏が、大学病院を舞台に描く完全オリジナルのサバイバル医療ミステリー。未知の殺人球菌“ギフト”をめぐり、大学病院で巻き起こる熾烈(しれつ)な権力争いや謎の連続殺人に、主人公の病理医・藤巻達臣(反町)が巻き込まれながら、正義を貫いていく姿が映し出されている。

クランクアップのセレモニーが開かれると、座長を務めた反町は、自ら各出演者に花束を贈呈。熱い握手を交わしていき、感謝の気持ちを伝えた。そして、「本当にいいチームになったなと感じる頃に撮影が終わる…これがドラマなんだなって、あらためて感じています」と、3カ月半にわたって行われた撮影の終わりに名残惜しさをにじませた。

しかしながら、チーム一丸となってチャレンジングな作品を作り上げた達成感は十分のようで、「今回は黒岩さんのオリジナル脚本で、キャリアのある俳優の方々が演じていただき、一つ一つ丁寧に作れた作品だと思っております。また機会があれば、ぜひ一緒にお仕事をしたいです」と終始晴れやかな表情をで、セレモニーはスタッフ・キャスト全員のすがすがしい顔で締めくくられた。

最終回。病理医・藤巻と検査技師・久留米穂希(波瑠)は、殺人球菌“ギフト”を明鏡医科大学付属病院に持ち込み、数々の殺人事件を誘発してきた真犯人の正体を暴くべく、命を懸けて戦い続ける。その矢先、ギフトが誕生した場所である国立生命理工学研究所で、かつて藤巻の妻・麻帆(明日海りお)が働いていたことが発覚した。まさか真犯人は麻帆なのか? 突如浮上した新たな疑惑に戸惑う藤巻だが、真相を明らかにするために意を決し、久留米と共に麻帆のもとへ向かう。その頃、心臓外科医・郡司博光(津田健次郎)を次の理事長にしようと野望をたぎらせる妻・佳澄(西原亜希)、そして彼女と共同戦線を張る事務長・本坊巧(筒井道隆)は、郡司にギフトの細胞株を精製させることに成功する。ギフトを悪用して邪魔者たちの命を奪い、恐怖支配を行ってきた理事長・白鳥稔(佐々木蔵之介)に、ギフトを飲ませて殺害する復讐(ふくしゅう)計画をとうとう実行に移す。

真犯人の正体とそのすべての真相が明らかに。ギフトにより欲望をかき立てられ、人生を翻弄(ほんろう)されてきた人間たちに待ち受ける、最後の戦いから目が離せない。

© 株式会社東京ニュース通信社