男子テニス元世界ランク１位のロジャー・フェデラー氏（スイス／42歳）が現地３月９日に行なわれた米プロバスケットボールNBAのゴールデンステイト・ウォリアーズvsサンアントニオ・スパーズの試合を観戦。試合前にはウォリアーズの選手たちとも交流し、充実した時間を過ごせたようだ。
まず試合前のウォリアーズの練習セッションに姿を見せた四大大会20勝のレジェンドは、ヘッドコーチを務める元NBAプレーヤーのスティーブ・カー氏（アメリカ／58歳）と対面。
その後もフェデラー氏はチームの円陣に参加したり、選手一人ひとりと握手を交わしたりするなど貴重な時間を存分に楽しんだ。なおその時の様子は10日に更新されたATP（男子プロテニス協会）の公式X（@atptour）にて動画で公開され、多くのファンから反響を呼んだ。
さらにフェデラー氏は同チーム所属のスーパースター、ステフィン・カリー（アメリカ／35歳）と肩を組みながら笑顔で２ショット写真を撮影。実は２人はフェデラー氏が現役時代に優勝を飾った2017年の「ロレックス上海マスターズ」で初対面を果たしており、今回が約６年５カ月ぶりの再会となった。動画の最後にはフェデラー氏がシュートを放つ姿も。計４本のシュートがリングに吸い込まれ、見事なバスケの腕前を披露した。
また冒頭の通りフェデラー氏は試合も観戦。同一戦はウォリアーズがスパーズに113-126で敗れている。
ちなみに、フェデラー氏の観戦試合が実施されたサンフランシスコのチェイスセンターはウォリアーズの本拠地で、19年９月にオープンした収容観客人数１万8000人超えの多目的アリーナ。現在は米国西海岸の様々なスポーツやエンターテイメントイベントに使用されており、３月７日には25年９月19日～21日の日程で男子テニス団体戦「レーバーカップ」（フェデラー氏が創設）が開催されることが正式に発表された。来年のレーバー杯も例年通り会場全体を彩る豪華な演出が取り入れられることだろう。
文●中村光佑
