ZAZEN BOYSが最新作『らんど』のアナログ盤をリリース(向井秀徳によるコメントあり)

先日、約12年ぶりのリリースとなるニューアルバム『らんど』をCD/配信リリースしたZAZEN BOYS。 その待望のニューアルバム『らんど』がアナログ盤として5月22日(水)にリリースされる。

アナログ盤化に際し、ピースミュージックの中村宗一郎があらためてレコード盤用にマスタリングを行なった。 仕様は容量音質上等の180g重量盤33回転LP2枚組となり、ジャケットにおいては、A式全面PP加工という往年のレコードレーベル「impulse!」の存在感を醸し出し、三栖一明デザインによる“ぐにゃりディレイマン”を歌詞スリーブに全開に展開している。 CD/配信とは違った『らんど』の世界がここにある。

向井秀徳コメント

マスタリングエンジニア小泉由香さんの音は最高だ。デジタルにナマが刻まれている。

もともとこっちはデジで録音しとりますからね。ナマは 0 と 1 に変換されて記録されるわけよ。それでいい。

だが、このマスターをそのまんまナマのレコードにカッティングするとむしろナマの周波数がどっかいってしまう。

ほんとかね。

俺はあらためて中村宗一郎氏にレコード用にマスタリングをお願いした。2時間くらいでやってくれた。

おそらく、なんもそんなに加えることはなかった、ということだろう。

ほんとかね。ほんとだろう。

オレは知っている。全部全部知ってる。周波数は自由ですよ、ということを知っている。

聞こえてほしい、アナタの音が。

三栖一明が紙を練って曲げる。コンビニのコピー機を使って何度も造作する。オレはこれをデザインという。

練り歪ませたディレイマンが展開するデカい世界が広がっている。アナタの知ってる世界よりデカいということだ。

回るレーベルを見つめて、目をまわさんでくれ。

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