東日本大震災から13年 耐震技術者 養成講習会

東日本大震災の発生から13年目となる11日、木造住宅の耐震診断ができる技術者を養成する講習会が奈良市内で開かれました。

この講習会は県内にある木造住宅の耐震診断やアドバイスを行う技術者を養成するために開かれたもので、建築士ら約50人が参加しました。講習会では、滋賀県立大学教授の、高田豊文さんが耐震診断に必要な知識について解説しました。ことし発生した能登半島地震でも、古い耐震基準で建てられた住宅が多数倒壊しており、今後、南海トラフなど大規模地震の発生が想定される奈良県でも、木造住宅の耐震化をあげることが急務となっています。

県は、今後もこうした講習会などで人材育成に取り組み2025年度末までに住宅の耐震化率95%を目指すとしています。

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