東日本大震災の発生から3月11日で13年です。
津波に襲われ14人が死亡、2人が行方不明になっている旭市でも11日、市民らが犠牲者を悼み、祈りを捧げました。
旭市飯岡海岸の施設敷地内にある慰霊碑の前には11日献花台が設置され、市民らが花を手向けました。
旭市は東日本大震災の発生から10年目以降、追悼式などの式典は行わず、献花台を設置しています。
献花台が11日昼ごろに設置されると、市民のみならず、市外在住者も花を手向けに訪れていました。
また、地震が発生した午後2時46分には、地域一帯にサイレンが鳴り響き、旭市の米本弥一郎市長らが慰霊碑の前で、1分間の黙とうを捧げたのち花を手向け、東日本大震災の犠牲者を悼んでいました。
その後取材に応じた米本市長は次のように述べました。
旭市 米本弥一郎 市長
「二度とこのような災害が旭市を襲わないようにという思いを込めて毎年献花している」 「13年が過ぎてハード面の復旧復興はかなり進んだ。震災後に生まれた子どもたちも多いので、教訓がうまく伝わっているかという点ではこれからが大事」