みんなで津波避難ビルへ 津波警報を想定 こども園が訓練 

秋田市のこども園で11日、地震と津波を想定した避難訓練が行われました。東日本大震災の教訓を若い職員とも共有しました。

秋田市土崎港のこども園、あきた風の遊育舎にはおよそ200人の園児が通っています。こども園では毎月必ず避難訓練を実施しています。11日は大地震が発生し、津波警報が発表されたという想定で避難訓練が行われました。

日本海からこども園まではわずか500メートル。判断の遅れは命にかかわります。13年前の東日本大震災の時は秋田市は吹雪でした。11日も時折、雨が降る中でしたが、大勢の園児をおよそ40人の職員が避難させます。向かったのはこども園から100メートル先にある3階建ての津波避難ビルです。年齢も運動能力もバラバラな園児たちですが、3階まで階段でのぼりきりました。

4月からはまた新しい園児も加わります。こども園では「さまざまな想定をしながら命を守るための備えを確認していきたい」と話していました。

© 株式会社秋田放送