水戸京成百貨店を書類送検 元幹部も 労働日数改ざん疑い 水戸労基署 茨城

水戸京成百貨店=水戸市泉町

水戸労基署は11日、労働基準法違反(賃金台帳の改ざん)の疑いで、法人としての水戸京成百貨店(茨城県水戸市)と元幹部を水戸地検に書類送致した。

同社と元幹部の書類送検容疑は2022年9月11日から同10月10日までの賃金について、同社社員計3人の労働日数が19~21日だったのに、賃金台帳の「出勤日数」欄には16~17日と実働日数より少なく記入した疑い。同署は元幹部の認否を明らかにしていない。

同署によると、賃金台帳に関する同法違反での摘発は、記録が残る1990年度以降で初めて。社員3人には実動日数分の賃金が支払われていたという。

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