サンフレッチェ広島 地元で4ゴール 首位浮上 森保監督も新スタジアムへ

サンフレッチェ広島は、9日(土)の明治安田J1リーグ第3節。新スタジアムで見せたのは、27本のシュートを放つ猛攻。4ゴールを挙げ、首位に浮上しました。

日本代表の 森保一 監督が視察に訪れたサガン鳥栖戦。試合前には、前の試合でJ1通算200試合出場を果たしたDF・塩谷司 選手のセレモニーが行われました。

前半18分、その35歳のベテランが輝きを見せます。

実況 石田充 アナウンサー
「左足で中に落とした、東俊希 。加藤陸次樹 から逆(右)サイドへ。中野就斗 がフリーになっているぞ。落としたところ、塩谷司 がシュート。ゴール!」

塩谷が空いたスペースに走り込んで、この距離から持ち味である強烈シュート。相手に当たりながらもゴールネットを揺らし、先制に成功します。

さらに前半31分。右サイドの中野のクロスが流れたところ、東のシュートのこぼれ球を 川村拓夢 。広島出身の「背番号8」が新スタジアムで待望の自身、初ゴールを決めます。元日の日本代表デビュー戦に続いて、森保監督の前でみごとゴールという結果を出します。

後半4分。川村がエリア内で倒されてPKを得ます。「自分の2点目よりもピエロス・ソティリウの今季1点目のほうがチームにとって大きい」と譲ります。開幕戦でPKをはずしていたソティリウ。相手キーパーは2試合連続でPKを止めていた守護神でしたが、きっちり成功、3-0とリードを広げます。

そして、J1デビューを果たしたのが、新加入のMF・小原基樹 。この日が24歳のバースデイだった男は、持ち味であるドリブルでチケット完売のピースウイングを沸かせます。

その小原からパスを出すと、途中出場の 志知孝明 がクロスボール。あわせたのは、逆サイドの中野。打った後、足がつりましたが、これが4点目。スキッベ監督も「サポーターを魅了することができた」と満足でした。

日本代表 森保一 監督
「スキッベさんが広島で表現されていることは、日本のサッカーがこれからよりレベルアップしていくために、世界で勝っていくために、必要なことを表現してくださっているなと思います」

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RCC野球解説者 天谷宗一郎 さん
“マラドーナ” がいましたね…

石田充 アナウンサー
小原基樹 選手ですね。いろんな魅力ある選手がいて、森保監督も今週木曜に日本代表のメンバー発表がある前に見たのが、サンフレッチェのサッカーでした。やっているサッカーは今、日本に足りないというか、日本がレベルアップするために必要なものがサンフレッチェにあるということで楽しみです。とにかくシュートを打ちまくっているサンフレッチェ。楽しい試合が多くて、現在、首位に立っていて、次節は16日(土)、ヴィッセル神戸戦です。

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