北朝鮮外務次官、異例のモンゴル訪問 外交への関与拡大か

[ソウル 11日 ロイター] - モンゴル外務省は北朝鮮の朴明浩外務次官が11日にモンゴルを訪れ、アマルトゥブシン外務副大臣と会談したと発表した。北朝鮮外務省の代表団の外遊は異例。

北朝鮮は新型コロナウイルスにより国境を封鎖したが、外交への関与を強めている可能性がある。北朝鮮当局者がモンゴルを訪問したのは朝鮮職業総同盟のメンバーによる2019年の訪問が最後だった。

モンゴル外務省のウェブサイトに掲載された発表文によると、次官会談では両国の「友好関係の着実な発展」と国際・地域協力について協議した。

朴氏は10日にバトツェツェグ外相とも会談した。13日までモンゴルに滞在する予定。

発表文によると、モンゴルの首都ウランバートルで開かれる国際会議「ウランバートル対話」と「世界女性フォーラム」に北朝鮮の代表が招待された。教育や文化などさまざまな分野での協力を再開するための「実際的な行動措置」を取ることでも合意した。

朴氏は北朝鮮とモンゴルとの関係の重要性を強調したという。

© ロイター