日本の国会議員「多すぎるだろ!」 自民の不祥事相次ぐなか...古舘伊知郎が一喝「無駄で暇な議員は減らしてもらいたい」

フリーアナウンサー・古舘伊知郎さんが2024年3月10日、自民党で相次ぐスキャンダルを受け、「無駄で暇な議員っていうのはもう減らしてもらいたい」などとYouTubeに投稿した動画で私見を述べた。

「本当に政治家さんは気楽な稼業ときたもんだ」

自民党を巡っては、同党の広瀬めぐみ参院議員が、2月28日配信の「デイリー新潮」と翌29日発売の「週刊新潮」(3月14日号)で、カナダ人サックス奏者との不倫を報じられた。

8日の産経新聞では、自民党和歌山県連が開いた23年11月の会合に露出度の高い女性ダンサーが招かれたことも報じられている。各社報道によると24年3月11日には、県連の青年局長・川畑哲哉県議が離党届を提出、受理された。同日、自民党青年局は公式サイトで「会の趣旨にそぐわない極めて不適切な内容の余興」だったと詫び、参加した藤原崇青年局長と中曽根康隆青年局長代理は8日に役職を辞任したとも報告している。

古舘さんは動画で、「裏金、政倫審と来て。今度は自民党、下ネタだ」と切り出すと、「議員になって名誉欲は満たされる、裏金で金銭欲満たして、今度は不倫やセクシーダンサーで性欲満たしてんのかと...。本当に政治家さんは気楽な稼業ときたもんだ」と呆れた。

前出のスキャンダルに加え、22年に「週刊ポスト」で18歳女子大生との「パパ活」疑惑が報じられた吉川赳衆院議員(後に自民党を離党)の名前も挙げながら、「本当にやりたい放題だよな」「遊びに金に困らないで、唯一の仕事は週末、土日は地元に帰って支援者巡りが唯一の仕事だ」と皮肉っている。

古舘さんは、アメリカの議会と日本の国会の議席数を比較し、「3億3000万人、日本のおよそ3倍の人口のアメリカにおいて、上院は100人だよ」「下院は今ねじれてるけど435人。そのおよそ3分の1の人口を擁する日本においては、参院は248人」「日本の衆院465人。多すぎるだろ!」とも指摘。

「あるいは本音を言うと羨ましい」

続けて、国会議員の政治活動にかかる文通費や立法事務費、公設秘書の給与といった名目を紹介し、「議員1人あたりトータルすると7500万円の経費がかかってる。それ以上だろうな、細かく入れたら。プラス裏金、こういうこと入るから」とも説明。その上で、「無駄で暇な議員ってのはもう減らしてもらいたい!」と一喝した。

古舘さんは、「国会議員のダメ人間の出現率っていうのは、今右肩上がり、爆上がりだよ本当に!」とし、「国民のために政治やる気が無いんだったら。ご多分に漏れず秘書、官僚、霞が関に任せて、暇と金があるから、ダメ人間になる要素満載になっちゃうんだから、もうやめてほしい。あるいは本音を言うと羨ましい」と私見を述べた。

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