成田空港 脱炭素化に向け 特殊車両に次世代型バイオ燃料を導入

成田空港 脱炭素化に向け 特殊車両に次世代型バイオ燃料を導入

 脱炭素化に向け、成田空港で3月11日、消防車などの特殊車両に次世代型バイオ燃料=リニューアブルディーゼルを給油する実証実験が行われました。

港会社が脱炭素化の取り組みの一環で行いました。

 11日は成田空港会社が所有する給水車や消防車などあわせて3台に、廃棄油などを活用した次世代型バイオ燃料=リニューアブルディーゼルが給油されていきました。

 成田空港会社によりますと、リニューアブルディーゼルは国内でも導入が進められている環境への負荷が少ない持続可能な航空燃料=SAFを作る際に副産物として生成される燃料で、従来の軽油に比べ二酸化炭素の排出量を9割ほど削減することができるということです。

 一方でコストは軽油の4倍から5倍に上り、成田空港会社は燃料が車体へ与える影響の確認や、車両の走行時間を検証することにしています。

 成田空港会社の担当者は、「2025年度以降には空港内すべての軽油車両への導入拡大を目指したい」と話しています。

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