香港警察は先ごろ、文書偽造グループを摘発し、窃盗および文書偽造容疑で男女３人（３８～４１歳）を逮捕した。３月９日の香港メディアによると、容疑者（男２人、女１人）はまずさまざまな手口で他人の身分証明書入手した後、その顔写真を工具などを使って別人のものにすり替えていた。その後、その身分証を使って銀行口座をオンライン経由で開設し、身分証の持ち主名義でローンを申請していたという。今回の摘発で容疑者らのアジトで偽の身分証明書や銀行カードなど計２８枚が見つかったほか、顔写真が印刷されたさまざまなサイズのシールやプラスチックプレート、彫刻刀などの工具が押収された。警察の話では、使っていた工具は美術道具で偽造レベルは高くはなく、注意すれば見破れるものだったと指摘。市民に対し、警戒心を高め、気安く個人情報を他人にもらさないよう注意を呼びかけている。
