1.車内で犬を自由にする
愛犬とドライブする時、車内で犬が自由に歩き回れる状態にするのは絶対NGな行為です。
犬が車内で自由に動き回れる状態にしてしまうと、急ブレーキや急ハンドルで犬が座席から落ちたり、車外へ投げ出されてしまう恐れがあります。
「しっかり抱っこしておくから大丈夫」と、犬を膝に乗せた状態で車に乗る飼い主さんも多いですが、もし事故が起きれば人間の手では犬を守ることはできません。人間と違ってシートベルトをしていない犬は、小さな事故でも簡単に車外へ飛ばされてしまうでしょう。
特に、運転手が犬を膝に乗せて車の運転をするのは絶対にやめてください。犬に気を取られた運転手がハンドル操作を誤り、事故に繋がる可能性が高いです。
そもそも、犬を膝に乗せた状態での運転は「道路交通法」に違反する行為なので、罰則の対象となります。
愛犬とドライブをする時は、必ずクレートや専用のドライブボックスに犬を入れ、リードで繋いでおくようにしましょう。
2.犬を車で留守番させる
愛犬とドライブに行き、「レストランに行ってくるから車で留守番しててね」などと、犬を車内に置いていく行為は絶対にNGです。
車内での犬の留守番にはさまざまなリスクがあり、特に起きやすいのが「犬の熱中症」です。「クーラーをしていれば大丈夫」と思われがちですが、何らかの原因でエンジンが止まってしまえば犬はあっという間に熱中症になってしまいます。
熱中症は犬をほんの数分置いて行くだけでも起こり得ますし、夏以外の時期に発症することも珍しくありません。
熱中症以外にも、犬が飼い主がいない間に座席から落ちてケガをする、誰かに誘拐されてしまうことも考えられます。
また最近では、車上荒らしで犬が誘拐されたり、車ごと犬が連れ去られてしまう事件も実際に起きているそうです。
愛犬とドライブに行くときは、ペット同伴可能な店舗をあらかじめ調べておいたり、食事はテイクアウトして車内で食べる、家族で交代して取るなどして、愛犬をひとりで車内に残さないようにしましょう。
3.犬の顔を窓から出す
街中を走る車を見ると、犬が窓から顔を出していることがありますが、これは大変危険な行為です。
窓から顔を出していると、犬がバランスを崩して車外へ落ちてしまったり、リードをしていても首吊りの状態になってしまう恐れがあります。
犬は車の窓から顔を出して外を見たり、風を浴びるのが好きな子もいますが、窓から顔を出さないように飼い主が注意してください。
4.休憩なしで長時間運転する
愛犬と遠出をする時、「早く到着したい」と休憩なしで運転をしてしまう人もいるかもしれませんが、犬を乗せている時はまめに休憩を取るようにしてください。
犬は車に乗っている間にトイレを我慢していたり、喉が乾いていても自ら飼い主に訴えることができません。
愛犬の体調が悪くならないように、1時間〜2時間に1度は必ず休憩を取り、愛犬に水を飲ませたり、少し外で歩かせてあげましょう。
まとめ
今回は、愛犬とのドライブでの「絶対NG行為」をご紹介しました。
もし愛犬とのドライブで思い当たる項目があれば、愛犬のためにも、すぐに改善するようにしましょう。
ぜひこの記事を参考に、愛犬と安全なドライブを楽しんでくださいね♪
(獣医師監修：寺脇寛子)
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