地方銀行で初、生え抜きの女性代表取締役に吉岡佐和子氏が内定 山陰合同銀行 外国人取締役の就任も地銀初

吉岡佐和子氏

 山陰合同銀行(松江市魚町)が11日の取締役会で、新任の代表取締役専務執行役員に吉川浩取締役専務執行役員(58)と、吉岡佐和子執行役員(57)を充てる役員人事を内定した。同行によると、生え抜きの女性で代表取締役に就任するのは第二地銀を除く地方銀行では初めて。6月20日の株主総会で正式決定する。

 生田博久常務執行役員(58)が取締役専務執行役員に昇任。社外取締役には日本とシンガポールに拠点を構えるコンサルティング会社の代表取締役社長を務めるアイルランド国籍のグレム・デイビット・ナウド氏(54)が就く。同行によると、外国人取締役は地銀で初めてとなる。

 代表取締役専務執行役員の井田修一氏(58)と秋下宗一氏(59)は退任し、井田氏は子会社のごうぎんキャピタル代表取締役、秋下氏は山陰債権回収代表取締役に就く。金谷智文常務執行役員(58)はホテルマネージメント米子の代表取締役社長に就任する。

 執行役員の安田譲(58)、成相昇(56)、田中良和(55)の3人が常務執行役員に昇任。新たな執行役員に業務提携する野村證券から出向する友田耕生アセットコンサルティング部共同部長(56)、三島淳人事部長(55)、林朱美アセットコンサルティング部長(54)、阿川弘司神戸支店長(53)、高橋毅営業統括部長(52)が就く。

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