「丁寧な事前説明を」北葛城郡3町の要望書 知事「事実と異なる」

県が進める事業をめぐり、北葛城郡の3町が知事や県議会議長に丁寧な事前の説明などを求めた要望書を受け、山下知事は11日の会見で「事実と異なる」などと反論しました。

これは、今月7日に広陵町と上牧町、王寺町から、今後事業を実施する際、関係する市町村に丁寧な事前の説明と相談を求めた要望書が、山下知事らに提出されたものです。11日の会見で、山下知事は王寺町での計画を見直した「新西和医療センター」の移転に関して、2023年6月に記者発表をする前に、当時の土屋副知事らが各町を訪れ、移転先の見直しについて説明したほか、候補地選びも西和7町の了解のもと進めたなどとした回答書を郵送したことを明らかにしました。その上で、要望書の内容は「事実と異なる」などと反論しました。また、JR法隆寺駅南側とした移転先については「覆すつもりはない」などと述べ、知事と地元の町長との間にできた溝は深まったままです。

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