東日本大震災から13年 ともした「命」 犠牲者悼み復興へ祈り 松山で万灯会 石手寺で法要も

「まつやま万灯会」の会場にろうそくを並べて書かれた「命」の文字=11日夕、松山市堀之内(撮影・大津貴圭)

 東日本大震災の犠牲者を悼み、復興を祈る「まつやま万灯会(まんとうえ)」が11日夕、愛媛県松山市堀之内の城山公園であった。来場者らは約千本のろうそくに火ともし13年前の大災害に思いを寄せた。1月の能登半島地震で今なお厳しい生活を送る被災地へも祈りをささげた。

 東日本大震災の復興支援ボランティアを経験したメンバーらでつくる実行委員会が2012年から毎年開催。今年は会場の一角にろうそくを並べ「命」の文字を書いた。川上洋二代表(54)は「命の尊さを見つめ直す機会になればと思う。できるだけ長く続けたい」と話した。

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