日本代表、「三笘不在」の左サイドに大抜擢を期待する3名

今月ワールドカップ2次予選で北朝鮮とホーム&アウェイで対戦する日本代表。14日(木)には最新の代表メンバーが発表される。

注目されるポイントの一つが左サイドであろう。このポジションのレギュラーである三笘薫(ブライトン)は先日背中を負傷し、既に今シーズンの残り試合を欠場することが発表された。

三笘以外にも2番手である中村敬斗(スタット・ランス)も所属クラブではポジションを掴み切れておらず、アジアカップで左サイドに入った旗手怜央(セルティック)も負傷で離脱中だ。

ここでは、そんな手薄となった左サイドに大抜擢を期待したい「突破力が魅力」のアタッカーたちを紹介しよう。

本間至恩

所属:クルブNXT(ベルギー)
年齢:23

アルビレックス新潟が育成した“至宝”は現在、ベルギーの名門クルブ・ブルッヘのリザーブチーム(2部)にあたるクルブNXTでプレーしている。

「リザーブ所属の選手を代表に呼ぶなんて!」と思われるかもしれないが、彼ほど局面でキレッキレなドリブルを仕掛けられる選手は今の代表にも見当たらない。

昨季トップチームでの出場はたったの3分のみ。だがリーグ最終戦では勝てば88年ぶりの優勝が決まる三笘薫の古巣ユニオン・サン=ジロワーズ相手に同点ゴールを決め、“ユニオンキラーの本間”として知られるようになった。

体は164cmと小柄だが大きな舞台でこそやってくれそうな予感は十分に漂う。

倍井謙

所属:名古屋グランパス(日本)
年齢:23

知名度はまだ全国区ではないものの、倍井謙(ますいけん)の名前は覚えておいたほうがいいだろう。

愛知生まれで名古屋グランパスの下部組織出身。関西学院大学を経て今年再加入した23歳は、左サイドからグイグイ仕掛けられるアタッカーだ。

今季の開幕戦では途中出場からわずかな時間で見せ場を作り、この試合を視察した森保一監督から「攻撃の局面で個で仕掛けて打開できる部分があった」と評価された。

ちなみに端正な顔立ちも魅力の一つ。プロ内定当時、那須大亮のYouTubeに出演した際には「イケメンの日常」というタイトルで紹介された。

平河悠

所属:町田ゼルビア(日本)
年齢:23

昨季J2を制した町田ゼルビアが今季J1でも旋風を巻き起こしている。その攻撃の核となっているのがパリ五輪世代でもある23歳の平河だ。

佐賀東高時代は全国選手権への出場経験こそあるもののほぼ無名。しかし山梨学院大学時代に急成長し、プロ入りを勝ち取った叩き上げだ。

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武器は「大学時代に速くなった」というスピードとそれを生かした力強いドリブル。「自分の間合いで勝負できれば勝てる」と1対1には絶対の自信を持つ。

右サイドでの縦の突破も魅力だが現在は左サイドで起用されており、黒田剛監督も「本人は左サイドを得意としている」と語る。

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