ファン・ダイクがマンチェスター・シティとの首位決戦を「ほろ苦い試合」と振り返る コンビを組んだ若手CBを称賛

写真:リヴァプールのキャプテンを務めるファン・ダイク

リヴァプールのキャプテンでオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクがマンチェスター・シティとの首位決戦を「ほろ苦い試合だった」と振り返り、CBでコンビを組んだジャレル・クァンザーを称賛した。

首位リヴァプールと2位マンチェスター・シティの首位決戦が、現地時間3月10日に行われ、1-1の引き分けに終わった。この結果を受け、ブレントフォードに勝利したアーセナルが首位浮上、首位のアーセナルから3位マンチェスター・シティまで勝ち点差がわずかに「1」と、さらなる混戦模様となった。

試合の後半にチャンスを作ったリヴァプールは、勝ち切れずマンチェスター・シティと痛み分けとなった。ファン・ダイクは以下のように試合を振り返った。イギリス『Sky Sports』が伝えている。

「チャンスはあったが勝者になることができず、全体的にほろ苦い試合となった」

「後半を見る限り、勝てるはずだったような気がする。しかし、彼ら(マンチェスター・シティ)のクオリティーを考えると、彼らが勝利した可能性も否定できない。試合は僅差だった。今はほろ苦い気分だ」

現地時間3月7日に行われた、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16の1stレグのスパルタ・プラハ戦で、イブラヒマ・コナテが負傷。ファン・ダイクはジョー・ゴメスとコンビを組む可能性も伝えられていたが、ゴメスは左SBとしてプレーし、21歳のジャレル・クァンザーが先発の座を掴んだ。

ファン・ダイクは、今季トップチームデビューを果たしマンチェスター・シティとのビッグマッチに出場したクァンザーを「傑出した存在だった。あらゆる問題に対処できていた」と称賛した。

ファン・ダイクとともにインタビューに応じたクァンザーは以下のようにコメントを残し、謙虚な姿勢を示した。

「ファン・ダイクのようなプレーを目指している。僕にとっては改善し続けるだけだ。いい試合ができるように、そして隣にいるこの人のようになれるように努力するよ」

「僕たちは試合に勝てず、無失点を達成できなかった。僕が目指しているトップDFになるには、そのようなメンタリティを持ってなければならない」

リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、現地時間3月17日に行われるFAカップ準々決勝マンチェスター・ユナイテッド戦でコナテが復帰する可能性を示唆している。同14日に行われるELラウンド16の2ndレグのスパルタ・プラハ戦では、再びファン・ダイクとクァンザーがコンビを組む可能性が高そうだ。

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