【ASEAN】1月東南ア車生産34.5万台、6カ月連続減[車両]

東南アジア諸国連合(ASEAN)自動車連盟(AAF)のまとめによると、2024年1月の自動車生産台数は前年同月比7.6%減の34万4,783台だった。新車販売台数は5.2%減の24万5,979台。生産・販売共に6カ月連続の前年割れとなった。

域内最大の自動車生産国タイ、最大市場のインドネシアの生産・販売がそれぞれ2桁のマイナスとなったことを受け、全体が落ち込んだ。

国別の内訳は、自動車生産台数が◇タイ=12.5%減の14万2,102台◇インドネシア=22.2%減の10万3,234台◇マレーシア=30%増の7万6,077台◇ベトナム=19.0%増の1万2,466台◇フィリピン=21.7%増の1万771台◇ミャンマー=133台——。

新車販売台数は◇インドネシア=26.1%減の6万9,619台◇マレーシア=30.6%増の6万5,499台◇タイ=17.0%減の5万4,458台◇フィリピン=15.5%増の3万4,060台◇ベトナム=11.1%増の1万9,243台◇シンガポール=19.5%増の2,872台◇ミャンマー=47.1%増の228台——だった。

ASEANではウィズコロナ以降に伴い、22年後半から23年前半にかけて内需の回復傾向が続いたが、同年後半に失速した。現地の業界関係者からは、好材料が少ない中、向こう数カ月は前年同月比で前年割れが続くとの声が出ている。

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