川崎重工業は11日、マレーシアのコングロマリット(複合企業)サイムダービーの子会社サイムダービー・エナジー・ソリューションズ(SDES)からガスタービンコージェネレーション(熱電併給)システム2基を連続で受注したと発表した。
同システムは日清オイリオグループの現地法人でパーム付加価値油(スペシャリティーファット)の製造・販売を手がけるインターコンチネンタル・スペシャルティー・ファッツ(ISF)の工場2カ所に納入する。高効率ガスタービンコージェネレーションシステムを新設し、生産ラインへ電力と蒸気を供給する自家発電設備として運用することで、エネルギーコスト、二酸化炭素(CO2)排出量の削減を目指す。
川崎重工業のガスタービンコージェネレーションシステムは、マレーシアで20台以上の納入実績がある。