ヨルダン、「爆発」的な状況を警告 アルアクサ・モスク立ち入り制限で

Suleiman Al-Khalidi

[アンマン 11日 ロイター] - ヨルダンのサファディ外相は11日、エルサレム旧市街の聖地にあるイスラム教礼拝所「アルアクサ・モスク」ついて、イスラム教のラマダン(断食月)中にイスラム教徒の同モスクへの立ち入りをイスラエルが制限したことで、事態が「爆発」的な状況に向かう恐れがあると警告した。

サファディ外相は、バチカン(ローマ教皇庁)のポール・ギャラガー外務長官(外相に相当)との共同記者会見で「アルアクサ・モスクの神聖を冒涜することは火遊びに相当すると警告する」とし「ラマダンの時期に宗教的な義務や儀式を行うことを認めず、アルアクサ・モスクに入る自由を制限することで爆発的な状況につながる恐れがある。われわれはそうした事態を警告している」と述べた。

イスラエルは、パレスチナ自治区ガザでの戦闘が続く中、安全保障上の理由からアルアクサ・モスクの立ち入りを制限する必要があるとしている。

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