カメルーンで3年連続となる年齢詐称が発覚…アフリカ杯出場の代表選手を含む62名が出場停止に

カメルーンサッカー連盟(FECAFOOT)は、年齢詐称により62人の選手を出場停止処分としたようだ。11日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

同紙によると、処分を受けた選手の中には17歳の若さでアフリカネーションズカップに臨んだカメルーン代表に選出されていたMFウィルフリード・ナタン・ドゥアラも含まれている模様。同選手の実年齢は明らかにされていないものの、所属するヴィクトリア・ユナイテッドでエリートリーグのプレーオフに出場する権利を剥奪されたという。

なお、カメルーンの選手が年齢詐称で出場停止処分を受けるのは3年連続となっている。2022年の夏には、FECAFOOTが8つのクラブから44人の選手を呼び出し、年齢や身分証明の不正疑惑についてヒアリングを行うなど、サミュエル・エトー会長を中心に年齢詐称撲滅を目指してきたが、半年後の2023年1月にもU-17代表の21人が同問題で失格に。この現状に対して同紙は、「年齢詐称はアフリカサッカーにとって長年の懸案事項」と指摘しつつ、「ジュニアレベルでの国際的な成功の多くは、年齢オーバーの選手の疑惑によって雲隠れしている」と主張した。

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