【GXビジネス】<フロムインサイド>アイビック(大分市)【大分県】 通常業務の延長で取り組むSDGs達成

有田焼の陶片「べんじゃら」を、植栽のグラウンドカバーとして再利用(アイビック提供)

 大分市の総合建設業アイビック(太田真司代表取締役社長)は、SDGs(持続可能な開発目標)の達成に向けたさまざまな活動を展開している。一連の活動は「ビッグ・ラブ・プロジェクト」と名付けられ、総務部の渡辺拡朗課長(50)がリード。特別なことではなく、通常業務の延長でできることに焦点を当て、取り組んでいる。

 渡辺課長は1992年、アイビックの前身である佐藤組の住宅事業本部に新卒で入社した。2003年に一度退社し、ラーメン店を経営。その後、佐賀県の家具メーカーでバックオフィス業務に従事し、ブランド力向上や新規開拓などに取り組んだ経歴を持つ。2021年に再びアイビックに入社した際、「社会貢献活動に力を入れたい」と考えていた太田社長から任され、一連のプロジェクトを始動した。

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