【山口天気 朝刊3/12】雨上がりで北風吹きやすく 夕方から夜は大気不安定で再び天気崩れる可能性

昨夜から県内には雨雲が流れ込んで、夜の間は本降りの雨となった所もありました。今朝この時間は、西から段々と雨雲が抜け始めています。東部に残っている雨雲もまもなく東へ抜ける予想です。

天気を崩した低気圧は、夜にかけて東日本方面まで離れていく予想です。県内付近では大陸の高気圧との間で、等圧線の間隔が狭まり、北風が吹きやすくなるでしょう。また、上空には強い寒気が流れ込む見込みで、大気の状態が不安定となりそうです。きょう12日(火)はいったん雨が上がった後、午後に再び天気が崩れる可能性があります。

東部の雨は朝までには止んで、日中は雨は小康状態となる時間が長くなるでしょう。瀬戸内側ほど明るい空も広がりそうです。ただ、夕方頃から夜は上空の寒気の影響を受けて大気の状態が不安定となるでしょう。お帰りの時間は急なにわか雨や雷に注意が必要です。

日中の最高気温は、瀬戸内側の地域では、15度を超える所が多く、過ごしやすい体感となるでしょう。一方で雲が多い日本海側ではきのう11日(月)よりやや低めで、北風が吹きやすいため、空気がひんやりと感じそうです。風を通しにくい上着などがあるとよさそうです。

花粉情報です。日中はほとんどの時間、雨は落ち着くため、雨上がりでスギ花粉は飛びやすくなるでしょう。晴れ間が多いと見込んでいる、瀬戸内側ほど花粉は多い予想です。また、ヒノキ花粉の本格的な飛散シーズンが近づいてきています。ヒノキ花粉症の方はお気を付けください。

あす13日(水)からは高気圧に覆われる見込みで、日差しが届く日が続くでしょう。朝は空気が冷たくなりますが、昼間の気温は連日15度を超えて、15日(金)頃からは20度くらいまで気温が上がる見込みです。春本番の暖かい陽気が続くでしょう。朝と昼の寒暖差が大きい日も多くなりそうです。一方で、来週になると再び寒気の影響を受けて、気温が下がりそうです。季節の歩みに再びストップがかかる可能性があります。

(KRY山口放送 気象予報士 中原一徹)

© 山口放送株式会社