ハマス幹部らの地下施設を空爆 断食月初日、ガザ戦闘継続

11日、パレスチナ自治区ガザで、破壊された建物のがれきに囲まれ、初日の断食明けの食事を取る家族(ゲッティ=共同)

 【エルサレム共同】イスラエル軍は11日、パレスチナ自治区ガザ中部ヌセイラトで9~10日にイスラム組織ハマスの軍事部門ナンバー2、イーサ幹部らが使っていた地下施設を狙って空爆したと発表した。殺害したかどうかを確認中だとしている。ガザは11日、イスラム教のラマダン(断食月)の初日を迎えたが、戦闘が続いた。

 軍はイーサ幹部をガザ地区トップのシンワール指導者らに次ぐ重要人物として行方を追っていた。ロイター通信によると、殺害していれば、昨年10月の戦闘開始以来、最高位の幹部になる。軍のハガリ報道官は、空爆した施設にハマスが拘束する人質はいなかったと強調した。

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