「遠藤らにボールが入ると、ホラー映画を見ている気分だった」リバプールの中盤支配に元マンC戦士が震撼!「こんなシティは珍しい」

3月10日に開催されたプレミアリーグ第28節の首位攻防戦は、1-1の痛み分けとなった。

遠藤航を擁する首位のリバプールは、2位のマンチェスター・シティにCKからジョン・ストーンズのゴールで先制を許すも、アレクシス・マカリステルのPKで同点に追いついた。

ハイインテンシティの攻防が繰り広げられたなか、遠藤らリバプールの中盤に驚嘆の声を上げたのが、シティのOBであるネダム・オヌオハ氏だ。英公共放送『BBC Radio5』のポッドキャストで試合を振り返り、古巣についてこう分析している。

「後半の入り方は、あまり良くなかった。リバプールが調子を上げ始めたとき、現時点でシティが抱えている弱点が見えたからだ。(フリアン・)アルバレスが左サイドでプレーするのが彼にとって良いとは思わない。彼らは中盤でかなりのコントロールを失っているたと思う」

【動画】シティを翻弄した遠藤航の絶妙ワンタッチパス→幻のゴール
37歳の元DFは「(アレクシス・)マカリステルとエンドウの足下にボールが入った途端、彼ら(リバプール)はとても良くなるんだ。家で座ってホラー映画を見ているような気分だったよ!」と、その恐怖を表現している。

「シティは(ケビン・)デ・ブライネを下げて(マテオ・)コバチッチを投入するまでボールを保持できなかった。その時でさえ、ただボールを保持しているだけのように感じた。シティが苦しんだのは事実だ。こんなチームを見るのは珍しい。(シティの指揮官)ペップ・グアルディオラが最も影響力のある選手の一人であるデ・ブライネを下げなければならなかったという事実が、この試合がどうだったかを示している」

逆に言えば、そうした劣勢でも敵地で勝点1をもぎ取ったシティは、さすがと言えるかもしれない。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

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