陸上・大上直起、100m9秒台とパリ切符に挑む 昨季、自己新10秒15

「9秒台を出して、日本代表になる」と決意する久慈市出身の大上直起(仙台大院)=宮城県柴田町・仙台大

 急成長する24歳のスプリンターが「10秒の壁」突破とパリ切符に挑む。陸上男子100メートルで昨季10秒15をマークした久慈市出身の大上(おおかみ)直起(なおき)(仙台大院2年、久慈東高-仙台大)は「9秒台を出し、必ず日の丸を背負う」と、新シーズンの意気込みを力強く語った。

 冷たい風が吹き付ける宮城県柴田町の仙台大グラウンド。大上は「パリ五輪に出場する。100メートルでもリレーでも良いので日の丸を背負ってあの舞台に立ちたい」と口元を引き締めた。

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