兵庫県加古川市/日岡山公園再整備Park-PFI、DB事業者を公募

兵庫県加古川市は、Park-PFI(公募設置管理制度)とDB(設計・施工一括)方式を採用する「日岡山公園再整備賑わい拠点創出・管理運営事業」の事業者を選ぶ公募設置等指針を公表した。事業区域は市内最大の総合公園「日岡山公園」(加古川町大野、約36・3ヘクタール)のうち、南側の「第1期整備エリア」(約3・2ヘクタール)。事業ではPark-PFIで公募対象公園施設と特定公園施設など、DB方式で広場や園路、遊具などを整備し、指定管理者制度で公園全体の維持管理・運営を行う。2027年度の供用開始を目指す。
15日まで公園緑地課で説明会(22日開催)の参加申込みをメール(kouenseibi@city.kakogawa.lg.jp)受け付ける。4月17~24日に参加表明書など、7月8~12日に提案書類を受け付け、プレゼンテーション審査を踏まえ9月中に選定結果を通知する。
参加できるのはPark-PFIとDB、指定管理業務のそれぞれを担当する事業者代表によるグループ。指定管理業務の代表者が事業代表者となる。
DBの参加資格は建設(代表企業)と設計・工事監理の各担当企業でつくるコンソーシアム。建設企業は単体か2者JVで、単体とJV代表者は土木一式工事の総合評定値が1300点以上、その他構成員750点以上。設計・工事監理企業は建設コンサルタントの「造園部門」または「都市計画及び地方計画部門」で登録する1級建築士事務所。14年度以降に国や自治体などが発注した都市公園(1・5ヘクタール以上)の設計業務の元請履行実績があること。
Park-PFIで整備する公募対象公園施設は飲食・物販施設など。市の計画によるとカフェやレストラン、バーベキュー施設、マルシェなどの導入を期待する。特定公園施設として大屋根、利便増進施設として広告塔などを整備する。市が負担する特定公園施設整備費の上限は7545万4000円(税抜き、以下同)。
DB対象施設は▽大芝生広場▽園路・広場▽遊具▽エントランス▽サービスセンター-など。市の負担額の上限は15億8181万8000円。指定管理業務では既存のスポーツ施設を除いて維持管理と運営を担当する。
Park-PFIは26年度、DBは27年度上期ごろまでに設計・施工を完了する。指定管理期間は最長46年度まで。

© 日刊建設工業新聞社