根尾昂5回途中自責0投球も解説陣は注文! 斎藤雅樹氏「ゾーン内に投げるというのを上げていった方がいい」

◆ 解説陣が改善ポイントを指摘

9日に行われた広島とのオープン戦に、注目の根尾昂が先発。初回は味方のエラーも絡み2失点と先制を許したが、その後は好投し5回2/3を80球、自責点0でマウンドを降りた。立浪監督は開幕ローテについて「 他の先発投手との兼ね合いだけど、十分チャンスはある」とし、根尾も「もちろんそこしか見えていない」とコメントを残した。

11日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に出演した坂口智隆氏は「初回は少しコントロールに苦しんだんですけども、途中からフォークがストライク入り出したんですよね。フォークが決めたりもなるし、カウント球にもなっていてうまく抑えれた」と好投の理由を説明。ただ「課題といえばストレート、カット、フォークのが軸のピッチャーなので、ストレートかカットのどっちかのストライク率が上がってくれば、もっと楽なピッチングができてくるんじゃないのかなと思いましたね」と注文も付けた。

もう一人の解説者の斎藤雅樹氏も「これだけフォークが多いっていうこと自体がちょっと特殊だなと思ってます。ピッチャーはやはりストレートですから、ストレートはゾーン内に投げれば、それをファールしてくれたりするのでカウントが稼げるわけですからね。その辺はわりと強いわけですから、やっぱりしっかりゾーン内に投げるというのを、もう少し上げていった方がいいでしょうね」とアドバイスした。

この日は80球中フォークが32球でストライク率が75%に対し、ストレートは27球でストライク率56%。カットもストライク率が53%と低かっただけに、解説陣もこの部分の改善をポイントに挙げていた。投手転向から2年目のシーズンは飛躍の年になるのか。注目の元ドラ1だけに、期待は膨らむ。

☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』

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