市長のTikTok動画 「ソジハラ」と指摘 制服リサイクル店のセーラー服売り場うろつく場面 有識者検証委で問題視 沖縄・浦添市

 沖縄県の浦添市が公式アカウント「TikTok(ティックトック)市長」に投稿したショート動画が女性蔑視やセクハラとの批判を受けた問題で、市は11日、有識者が検証する「市ソーシャルメディア調査委員会」の第2回会合を開いた。ショート動画全26本のうち、後半の11本を閲覧し、意見交換した。

 制服リサイクル店をPRする動画では、市長がセーラー服売り場を怪しげにうろつく場面が問題視された。

 委員長の矢野恵美琉球大教授は市が「レインボー都市うらそえ」を宣言していることに触れ、「さまざまなセクシャリティーの人がいて、制服も選べるよう推進する中で、ソジハラ(性的指向・性自認への差別や嫌がらせ)に当たる」と指摘した。

(資料写真)浦添市役所

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