神奈川で1時間40ミリの激しい雨 東部で警報級の可能性 低気圧発達、高波にも注意

傘をさす人が行き交うJR桜木町駅前=横浜市中区、12日午前8時45分ごろ

 横浜地方気象台は12日、高波と大雨、雷に関する気象情報を発表した。神奈川県では1時間に40ミリの激しい雨が降る所があり、低い土地の浸水などに注意するよう呼びかけている。三浦半島の東京湾側を中心として高波への警戒が必要なほか、落雷、突風などにも注意を促している。 

 気象台によると、前線を伴った低気圧が急速に発達しながら伊豆諸島付近を通過し、12日夜には関東の東へ進む見込み。このため神奈川県では、海上で風が強まり、低気圧や前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込む影響で大気の状態が不安定になるという。

 このため12日昼過ぎから夕方にかけて、多い所で雷を伴って1時間に40ミリの激しい雨が降る恐れがある。13日朝までの24時間では、東部、西部ともに80ミリを見込んでいる。発達した雨雲が同じ場所にかかり続けた場合は、東部で警報級の大雨となる可能性があるとしている。

© 株式会社神奈川新聞社