地震被災者支援へ合唱や演奏披露 大分市で「祈りの大コンサート」【大分県】

渡辺麻実子さんのピアノ演奏に合わせて歌う「コールはなみずき」の女性たち=大分市大手町

 【大分】東日本大震災と能登半島地震の被災者を支援する「祈りの大コンサート大分」が9~11日、大分市大手町の日本福音ルーテル大分教会であった。

 9日は約60人が来場。コンサート実行委員長の野村陽一さん(71)が「いつかは被災地と同じ経験をするかもしれない。記憶に刻み、音楽を通して支援しよう」とあいさつ。県内で活動するプロやアマチュアの音楽家らが、合唱やピアノ連弾、パイプオルガン、フルートの演奏などを披露した。

 今回も出演したピアニストの渡辺麻実子さん(同市)が2011年、東日本大震災直後に大分教会で演奏会を開催したことがきっかけ。支援の輪が広がり、12年から祈りの大コンサートとして毎年企画。今年は能登半島地震の被災者も支援する。

 来場者から寄せられた義援金は日本赤十字社などを通して被災者の支援に充てる。

© 有限会社大分合同新聞社