「労働条件の改善は向こうから来ない」 連合沖縄が総決起集会 春闘のヤマ場へ気勢

賃上げを求め拳を上げる組合員ら=5日、那覇市の県民広場

 連合沖縄(仲宗根哲会長)は5日、那覇市の県民広場で春闘の労使交渉がヤマ場を迎えるのに合わせ、労働者総決起集会を開いた。連合九州ブロック連絡会と共同で開催した。構成労組などから約300人が参加した。

 仲宗根会長は実質賃金が下がっており、生活改善できていないとし「賃金、労働条件の改善は向こうからやってくるものではない。物価高に負けない賃金を勝ち取る」と語った。

 九州ブロック連絡会の藤田桂三代表幹事は「賃上げの機運は高まっている。一緒に職場を良い方向に変えよう」と呼びかけた。(政経部・國吉匠)

© 株式会社沖縄タイムス社