愛南でオフロード自転車競技が初開催 150人が日本庭園を使った難コースに挑戦 第1回愛南シクロクロス

長洲園地の日本庭園を疾走する選手たち

 障害物の設置されたオフロードコースを周回する自転車競技の「第1回愛南シクロクロス」が10日、愛媛県愛南町御荘長洲の南レク公園長洲園地であり、町内外から集まった約150人が起伏が激しく難易度も高いコースに挑んだ。

 自転車文化の普及を図ろうと、町商工会関係者らでつくる実行委員会が初めて開催。内子町と東温市、鬼北町を転戦した「瀬戸内シクロクロスシリーズ」の最終戦に位置づけられ、年間優勝もかけて争われた。

 日本庭園を使った全国的に珍しい特設コースは、プロライダーの門田基志さん(今治市出身)が監修。1周約1.2キロの中で階段や山肌の急傾斜、滑りやすい芝生地帯などが行く手を阻み、各カテゴリーのレースに出場した選手たちは時に自転車を担いだり、転倒したりしながらも上位を目指して疾走した。

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