地域見守る自販機、幼保施設に設置 朝日町と警察、キリンビバレッジ協定 三重

【除幕をしてお披露目された「みまもり自動販売機」=朝日町小向のあさひ園で】

 【三重郡】三重県の朝日町と四日市北署は11日、飲料メーカーのキリンビバレッジと「安全・安心なまちづくりに関する協定」を結んだ。地域の見守りや犯罪抑止を目的に、小型のカメラを内蔵した「みまもり自動販売機」を同社が同町小向の幼保一体化施設「あさひ園」の駐車場に設置した。

 同社は全国の自治体と同協定を結び、カメラ内蔵の自販機をこれまで約100台設置している。今回、設置した自販機は、缶やペットボトル飲料のほか、おむつが購入できる。こうした子育て支援型の自販機の設置は、全国で初めてという。

 朝日町役場であった締結式では、矢野純男町長と景井憲一署長、キリンビバレッジの小林雅敬・中部圏統括本部長が協定書に署名した。この後、3人はあさひ園に移動して除幕を行い、自販機がお披露目された。

 あさひ園では、0歳から5歳児までの406人を預かっている。矢野町長は「地域を見守ってくれるだけでなく、おむつの販売機能もついていて、大変ありがたい」と述べ、小林統括本部長は「地域に貢献できれば幸いです」と話した。

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