実売5万円台の500mm超望遠レンズ「TTArtisan 500mm f/6.3 Telephoto」に4マウントが追加

By 小田切裕介

焦点工房は、銘匠光学の超望遠レンズ「TTArtisan 500mm f/6.3 Telephoto」キヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、富士フイルムG、各マウント用を2024年3月7日に発売した。希望小売価格は66,000円。焦点工房オンラインストアでの販売価格は53,820円 (いずれも税込)。

「TTArtisan (ティーティーアーティザン) 500mm f/6.3 Telephoto」は、フルサイズ対応の超望遠MFレンズ。2023年10月20日に、キヤノンRF、ソニーE、ニコンZ、Lマウントの4種類が発売済みで、新たにキヤノンとニコンの一眼レフ用と富士フイルムX/G各マウント用の計4種類が追加された。

使用例

レンズ構成は、EDレンズ2枚、高屈折レンズ2枚を含む5群8枚で、コマ収差や色収差を効果的に抑えながら、良好な描写性能を実現している。全長は約290〜315mm、質量は1.6kg前後と超望遠レンズとしては小型軽量で、機動力が高い。

絞りリングはレンズ先端寄り、フォーカスリングは中央付近にレイアウト。両リングはフォローフォーカスに対応したギアを装備し、動画撮影でも使いやすい。レンズ後部には三脚座が設けられている。

キヤノンEFマウント用

キヤノンのフルサイズ一眼レフカメラに対応。APS-Cサイズ機に装着した場合は、35mm判換算で800mm相当の超望遠レンズとなる。

キヤノンEFマウント 使用例

ニコンFマウント用

ニコンのフルサイズ一眼レフカメラに対応。APS-Cサイズ (DXフォーマット) 機に装着した場合は、35mm判換算で750mm相当の超望遠レンズとなる。

ニコンFマウント 使用例

富士フイルムXマウント用

富士フイルムのXシリーズ使用時は、35mm判換算で765mm相当の超望遠レンズとなる。

富士フイルムXマウント 使用例

富士フイルムGマウント用

富士フイルムのラージフォーマットGFXシリーズ使用時は、35mm判換算で395mm相当の望遠レンズとなる。

富士フイルムGマウント 使用例

作例

銘匠光学 TTArtisan 500mm f/6.3 Telephoto 主な仕様

マウント キヤノンEF、ニコンF、富士フイルムX、富士フイルムG、キヤノンRF、ソニーEF、ニコンZF、LFマウント
※2023年10月発売済
対応撮像画面サイズ 35mmフルサイズ
フォーカス MF (マニュアルフォーカス)
焦点距離 500mm
レンズ構成 5群8枚 (EDレンズ2枚、高屈折レンズ2枚)
開放絞り F6.3
最小絞り F32
絞り羽根枚数 12枚
最短撮影距離 3.3m
フィルター径 φ82mm
最大径 φ88mm
長さ キヤノンEF 290mm、ニコンF 290mm、富士フイルムX 315mm、富士フイルムG 310mm (いずれもマウント部を除く)
質量 キヤノンEF 約1580g、ニコンF 約1570g、富士フイルムX 約1610g、富士フイルムG 約1605g
付属品 メタルレンズフード、フロントキャップ、リアキャップ

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