森林の大切さを考える 児童桜などの苗木植え付け 「全国植樹祭」を前に/岡山・久米南町 

「第74回全国植樹祭(5月26日)」を前に岡山県久米郡久米南町の記念植樹が11日、下弓削の庁舎複合施設前で行われ、弓削小学校の6年生らが桜などの苗木を植え付けた。

県内で57年ぶりに開催される同植樹祭(国土緑化推進機構、岡山県主催)の機運を高める狙いで、児童6人と青木由佳同小校長、片山篤町長、直原徳賢教育長、杉本泰治町議会議長が参加。

片山町長が「森林の大切さを考えるいい機会にしてもらいたい」とあいさつした後、あらかじめ木製の「植樹箱」に入れたソメイヨシノ2本、ハナミズキと町木のイチョウ各1本の苗木にそれぞれスコップで土を被せていった。

横滿宥奈さんは「卒業前に友だちと一緒にに植えられ、いい思い出になる。木や森を大切にしていきたいと思う」と話した。

苗木は後日、道の駅くめなん(下二ケ)など町有施設に定植される。

全国植樹祭は天皇・皇后両陛下が臨席される「四大行幸啓」の一つ。岡山市のジップアリーナ岡山をメイン会場に、真庭市蒜山上福田のグリーナブルヒルゼンにサテライト会場が設けられる。

木製の箱に植えられた桜などの苗木

© 津山朝日新聞社