栃木県内で特殊詐欺被害相次ぐ 県内の被害では今年最高額の3523万円

とちぎテレビ

栃木県内で特殊詐欺の被害が相次いでいます。

宇都宮東警察署によりますと、2023年11月上旬ごろから宇都宮市の76歳の無職の女性のもとにエネルギー事業の関連会社や検察官を名乗る男から電話がありました。

電話で「太陽光発電の権利を譲ってほしい」や「名義貸しで裁判になる」などと言われ、これを信じた女性は2023年12月までの間に、5回にわたって自宅を訪れた男に現金合わせて3523万円を手渡してだまし取られました。

女性は相手と連絡が取れなくなったことを不審に思い11日、警察に相談し、被害に気付いたということです。

警察で特殊詐欺事件として捜査をしていて、2024年に報告された県内の被害としては最高額だということです。

また、小山警察署によりますと、2023年6月から11月までの間に、小山市の当時73歳の無職の男性が資産の運用会社を名乗る男から投資で利益が見込めるなどと言われ、現金1920万円をだまし取られる被害にあいました。

警察では不審な電話があった場合は、1人で判断せず家族や警察に相談するように呼びかけています。

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