3500個のキャンドル灯し被災地に思いをはせる 追悼と震災の記憶を風化させない「ココロツナガル」

とちぎテレビ

東日本大震災から13年を迎えた11日夜、被災地に思いをはせる集いが宇都宮市のオリオンスクエアで行われました。

集まった人たちの手で被災地へのメッセージが描かれたキャンドルに、次々と火が灯されていきます。

犠牲者への追悼と震災の記憶を風化させないように、若い世代に震災の記憶をつないでいこうと開かれた「ココロツナガル3.11in2024」。

これは、ともしびプロジェクト宇都宮支部や宇都宮大学の学生で組織するUPなど6つの団体が共同で、宇都宮市のオリオンスクエアで今夜開きました。オリオンスクエアでの開催は5年ぶりになります。

並べられたおよそ3500個のキャンドルには「あの日を忘れない」や「共にがんばろう」などと、被災地へのエールが書かれています。参加者が一斉にキャンドルに火を灯すと「ココロツナガル ウツノミヤ」の文字や、岩手県陸前高田市の「奇跡の一本松」が浮かび上がりました。

また、震災や津波、原発の事故で被害を受けながら全員が無事だった、福島県浪江町の請戸小学校の地震当日を題材にした、絵本の読み聞かせなども行われました。集まった人たちは改めて震災の被災者や被災地に思いをはせていました。

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